変数と演算子
型
他の項でも多く登場している「変数の型」について、詳しく見ていきましょう。
char型は「character(文字)」の略で、その名の通り文字を扱う型です。半角の英数字や記号は1バイトで表すことが出来るため、char型は1バイトの大きさを持っています。1バイトに収まる範囲であれば数字を扱うことも出来ますが、符号付きか否かは処理系に依存するため、明示的にsignedやunsignedをつけるとよいでしょう。
int型は2バイトか4バイトのサイズを持っており、どちらかはコンピュータにより変わります。limits.hの「INT_MAX」を参照することにより、その環境でのint型が扱える最大値が取得できます。
小数を扱う型にはfloat型、double型、long double型があります。いずれもサイズは処理系に依存するため、範囲を知るためにはそのコンピュータの標準ヘッダであるfloat.hを参照する必要があります。
その他には列挙型というものがあります。構造体にも似ていますが、名前に整数を割り振ることができ、処理上で数値として判断を行なうことが出来るためプログラミングが容易となります。
enum city { SAPPORO, TOKYO, OSAKA, HAKATA };
このように定義すると、SAPPOROには「0」、TOKYOには「1」、OSAKAには「2」、HAKATAには「3」が割り当てられます。
enum city { SAPPORO = 100, TOKYO, OSAKA, HAKATA };
この場合はSAPPOROには「100」、順に「101」「102」「103」と割り振られます。
プログラム上で数値として扱うことが出来るため、工夫次第では条件式などを簡潔に記述することが出来ます。
プログラミングをする上で、変数の型は非常に重要になってきます。無駄に大きい型ばかりを使っているとメモリの消費が多くなるため、適切な型の割り当てをするように心がけましょう。